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2021年3月6日土曜日

30代をどう生きるか

   

今回は、大塚寿著『30代を後悔しない50のリスト』をもとに、どのような30代を過ごすかを考えてみます。




気づけば30代の1年目を終えようとしていた


先週、散髪に行ったとき、ふと「美容師さんが年下だ」ということに気づきました。


転勤と結婚で引っ越し、美容院を変えて以来、現状固定の美容師さんはいないのですが、今回担当してもらった美容師さんは若めのおにいさん。会話もなく、黙々とカットする彼を見ながら、「何だか最近の子らしいなぁ、一切会話がないのかー。これはこれで悪くはないのかもしれないけど」なんてことを考えていたのですが、美容師さんが年下ということに新鮮さを覚えました。


帰りの車の中で「6月には31歳になるわけだけど、30代の1年が終わってしまうのかぁ」と改めてしみじみ感じていました。「30代を1年のスケールに置き換えてみると、『30代の4月』が終了し、今はGWあたりかなぁ?」と思いました。


30代のスタートにプロポーズ・転勤・引越・結婚、おそらく子育てが始まります。人生が激変しています。激動の30代が幕を開けたわけですが、これらの変化を特に意識せず受け入れている現状。今後も私生活が大きく変わっていくのだろうけど、意識しないと理想から大きくかけ離れてしまうのでは?と不安を覚えました。一方で、「理想の30代」というものに対してピンときていないことにもハッとします。





人生の2年生?


さらに、この生きてきた30年間を振り返ってみます。人生をおよそ90年間と想定すれば3分の1。人生を高校の3年間に置き換えて考えると、高校1年生を終え、高校2年生が始まります。様々な変化に対応しつつ、初めての行事に直面する高校1年のような30年間。そして、一通りの行事の2周目を迎える高校2年生が幕を開けるわけです。「最年少」というポジションから「先輩」にシフトし、色んな場面で上級生が引退していき中心的な層になっていく。「それらしい!」と思いつつ、一方で「60代から人生の3年生はちょっと無理があるかもな」なんてことを思っていました。




 


ボーッと生きたくない


高校生の頃、「人生に何度も体験できないことには妥協したくない」というのが何となくの信条だったのですが、この30年間を振り返ると、まぁそれなりに妥協せずに行動してきたのかなぁ?と感じています。疲れは寝れば取れるわけで、面倒臭がらずに全ての打席でフルスイングしていこう!的な生き方をしてきたつもりですが、歩んできた軌跡を振り返ってみると、決して現時点にまっすぐ歩いてこれたわけではなく、蛇行しながらここに立っているような気がします。確かに足を止めることは少なく歩み続けてきた(つもり)が、自身で目的地を設定しまっすぐ歩けてきたかは微妙かもしれません。ただ、本にも書いてあったのですが、「20代は種まき」らしいので、確かに色んな種は蒔いてきたかな?とも思います。


「この調子で歩んでいくとどんな軌跡を描くのだろう?」
「最終地点で『歩んできたこと』には満足するのかもしれないけど、到達地点に対しては満足できるのだろうか」
「自分はどう在りたいと望んでいるのだろう?」

ふと未来に対して疑問を覚えました。




自分のテーマを決める


『30代を後悔しない50のリスト』では、アンケートで1万人から30代の後悔を集約し、項目として50の行動指標が紹介されています。その1つに「自分のテーマを決める」というのが挙げてありました。



私の好きな人物の一人に筋肉少女帯の大槻ケンヂがいます。彼の紡ぐカリスマ的な言葉や佇まいに惹かれ、彼のような教祖的なオーラが欲しいと思うことがあります。


最近の人気漫画、呪術廻戦の五条悟というキャラクターも「かっこいい!」と思います。圧倒的な力に対する、軽率な性格にめちゃくちゃ惹かれます。


映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」で小栗旬演じる太宰治にも惹かれます。独特の色気と狂気に痺れます。



と挙げてみたものの、「実社会にいたら痛々しくて付き合いたくないかも」というようなキャラクターに魅力を覚えてしまう厨二病的な趣向なので、気をつけないとイタいテーマを設定してしまいそうな私ですが、これらのキャラクターに共通しているのは、「浮世離れ感」なのかもしれませんね。結婚式で妻からの説明文に「常識のある奇行師」と表現される程度には、既に枠組みを超えたキャラクターを確立しているのかもしれませんが、個人的にはまだまだ満足できていません。「圧倒的な存在」に近づく30代ってどうすごせばいいのでしょうか?(こんなことを真剣に考えている時点で滅茶苦茶凡人っぽいですけどね。)



得意な領域を極める


種まきの20代を終え、既に30代を迎えています。自分自身についてはある程度理解しているつもりです。「まだ若いんだから!」と言われますが、何かを0から始めるには少し年を食ってしまっている感覚もあります。よって、自分自身の得意分野を伸ばすことで、多少なりともカリスマ的なオーラを持てるようにしていきたいと思います。


・イベントを企画/運営する能力

・プレゼン能力

・学習をデザインする能力


このあたりのスキルを伸ばしていくと、自分の理想の姿に近づけるのかもしれません。逆に、ここに関わる仕事を蔑ろにする30代を過ごしてしまうと、理想からかけ離れた人生設計となってしまう気がします。具体的には行事・広報・授業については妥協せずに全力投球し、それ以外の業務はある程度スピーディーに処理してしまったほうがよいのかもしれません。



まとめ


今回は自省的な話になってしまいました。昔から「自分は40歳くらいで死にたい。自分の能力の限界を迎え、体の衰えで出来ないことが増えていく絶望感を味わうくらいなら、人生の絶頂で爆ぜ散りたい。」とほざいてきました。30歳になった現段階でも同様に考えている節はありますが、若干考え方に変化もあり「おそらく40代を迎えたときにも、能力の高まりや可能性を感じているのだろう。絶望ばかりではないのかもしれない」と思えるようになってきました。魅力あふれる30代を過ごせるように、時間を無駄にしないように暮らしていければなぁと思います。




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